『失敗の原因を考える』
〜問題の本質を見抜く〜


FXをしているサラリーマン、主婦、学生の方。ほとんどの方に言えると思いますが、今まで1度は証拠金維持率ができなくなり、FX会社の強制ロスカットで退場している経験をお持ちではないでしょうか。私もその内の一人です。

退場した人の理由によく挙げられるのは
・ロスカット(損切り)ができない。

・いつもエントリーしたほうと反対に動く。
他には、
・逆指値が大きくすべった。
・FX会社のサーバーが落ちて取引できなかった。
・相場が急変してロスカット注文が間に合わなかった。
などなど・・・

さて、どうすればこういった事態を防ぐことができるのか。

解決の方法としては、問題に対して原因究明と対策を行うこと。
言ってることはごもっともすぎて「わかってるよそんなの!」と突っ込まれそうですが、
じゃあ、どうするのか。

ロスカット(損切り)できない人に、「ロスカットすればいいじゃん」と言ったところで、
ほとんどの人がうまくいかないでしょう。
企業でもよくある問題の解決方法ですが、問題の本質の原因を探すことがもっとも重要です。


例えば・・・
書類の数値を間違えて提出して会社の取引相手とトラブルが起こったとしましょう。
数値の間違いがトラブルの原因ではありますが、
以後数値を間違えないようにします。というだけではまた同じことが繰り返されるでしょう。
この例では、「なぜ数値間違えが起こったのか」
ここを掘り下げていくことが重要です。書類のフォーマットが悪い、記入者の体調が悪いなどなど
根本の原因はいくつも考えられます。その中で対策を考えることが解決につながります。

話がそれましたが、FXの失敗の話に戻します。
上記例と同様に自分の失敗を分析し、原因の本質を見抜くことで的確な対応をするべきだと思います。
文章だけではわかりにくいので下記に図を用意します。
実際に紙に書いて分析してみたほうが良いです。



まず、なぜ失敗したのかの大要因として挙げられるものを書きます。例でいうと、「ロスカットできていない」「予想と反対に動く」が大要因になります。
次に大要因に対してなぜそうなったのかを書いていきます。例でいうと2、に当たります。
こうして何階層か理由を堀下げていくことで本当の要因が見えてきます。
例の場合、「指値でエントリーしたから」を真の要因として考えた場合。
『エントリーの際は必ずIFD等で発注する。などの対策がでます。
今回は1つの真の要因しか出していませんが、3つくらいにしぼり、対策をいくつか挙げていくことで
失敗したことを繰り返さないようになるのではないかと思います。
頭で分かっていることでもまずは紙に書くことが重要です。














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